公共交通特別委員会視察(松江市)
2024.10.30
松江市を訪問。松江市と出雲市・出雲大社を結ぶ一畑(いちばた)電車は、平成18年度から「インフラ所有権を移転しない上下分離方式(みなし上下分離)」を採用している。これは、石川県や金沢市などが予定している北陸鉄道線の支援方法と同じものである。
一畑電車の支援は、5年毎に支援計画を策定し、それに基づき支援を行っている。令和3年から始まった現在の計画は車両の更新などもあり、5年総額で24億円の大規模なものになっている。また、毎年、支援協議会の総会で、沿線自治体と鉄道会社と意見交換し、方針を決定している。これらのな取り組みは本市においても必要となるだろうし、すでに20年近くみなし上下分離方式を採用しているこれまでの計画は大変参考になると思う。
松江市は、国宝 松江城を中心とした、水路のある城下町。落ち着いた雰囲気がよい。今回実現できなかった一畑電車の乗車も含めて、今度はゆっくりと訪れたい。