四国視察報告① 観音寺商店街

2026.06.29

会派有志で四国を訪問しました。最初の訪問先は、観音寺商店街。 人口減少や郊外化が進む中、単なる「物を売る場」から「人が活動し、創発が生まれる場」へと見事に再定義を遂げた、全国屈指の先進地です。 泥臭く挑戦を続けている現場には、本市の未来に直結する大きなヒントと感じました。

■学んだこと

• 1. 若者(高校生)との圧倒的な共創

大学進学等で若者の9割が一度は市外へ流出する危機感から、「高校生のうちに地元のディープな大人と関わる原体験」を徹底設計。高校生カフェやメタバース構築に4ヶ月伴走した結果、なんと「10年後の同窓会」で参加者の約3分の2が地元に戻っているという驚異的な成果を出しています。

• 2. デジタル空間への「関係人口」の蓄積

YouTubeチャンネル「観音寺WEB商店街」は累計25.1万回再生を突破。直近のSNSリール動画では、閲覧者の約9割(89.3%)が既存のフォロワー外という、驚異的な潜在層へのリーチ力を誇っています。

• 3. 「自走」の幻想を捨てた官民伴走

民間主導を掲げつつも、完全な自走を求めるのではなく、エリア全体を維持する「公共インフラ」として行政が柔軟に伴走する体制づくり、そして「ノリと機動力」を受け入れる大人の器量が組織を10年以上持続させていました。

■本市への政策提言に向けて

本市では大学生向けの地域協働に注力していますが、観音寺市のように「高校生世代への前倒し」を進め、より早い段階で地域愛を育む土壌を作らねばなりません。

また、商店街という概念を「商業エリア」から、空き家対策、高齢化コミュニティの維持、公共交通施策、さらには災害対応までを担う「地域組織・都市機能の要(インフラ)」へと再定義していく必要があります。

本市の素晴らしい伝統と文化を大切に守りつつ、それを次世代のDXやスマートな地域循環へと繋げるため、今回の学びを今後の政策立案に強く活かしてまいります。

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