東京都港区のAI・DX先進事例を調査:視察報告
2026.07.15
視察2日目は、東京都港区を訪問。港区は「世界一のAI自治体」を掲げ、最先端のデジタル技術を活用した業務効率化と市民サービス向上に挑んでいます。
この視察では、本市のデジタル行政のヒントとなる非常に有意義な知見を得ることができました。
視察の主なポイント
• 港新技術チャレンジ提案制度
民間企業のアイデアと先端技術を活用した実証実験(バーチャルヒューマン窓口案内やAI電話など)。
• 日本マイクロソフト社との協働
保育課や障害福祉課など、手のかかる「紙資料のチェックや入力作業」に特化してAIとRPAを投入。過去には1週間かかっていた入所判定会議をわずか4時間に短縮した劇的な実績も。
• 安心のセキュリティ対策
実証実験では「個人情報は一切使わずダミーデータで行う」など、徹底した情報防衛体制。
• カスハラ対策とAIカメラ
2026年4月開始の「カスタマーハラスメント防止宣言」に伴うAIカメラの設置。過剰検知などの実運用上の生々しい課題も直接伺いました。
所感
港区の担当者から伺った「ツールの導入が目的化してはならない。課題が何か、本当にデジタルが必要なのかを徹底検証しなければお金と時間の無駄になる」という言葉には、深い説得力がありました。
AIはあくまで私たちの「副操縦士(Copilot)」です。最終的な判断や温かみのある対面サービスは、人間にしかできません。
今回の学びを活かし、金沢市でも「形だけのデジタル化」ではなく、職員の事務負担を賢く減らし、その分「市民の皆様に寄り添う時間」を最大化できる地に足の着いたDXを提案・追求してまいります!


