長野市に学ぶ「地域おこし協力隊」驚異の定住率97.6%の秘密:視察報告

2026.07.14

3日間、総務常任委員会の視察に行ってまいりました

初日は長野市へ伺い、全国トップクラスの実績を誇る「地域おこし協力隊」の取り組みについて調査してきました。

長野市では、3年間の任期を満了した隊員の定住率がなんと97.6%(41名中40名が定住)に達しています。この驚異的な数字と高い活動成果の背景には、2つの大きなポイントがありました。

① 徹底したミスマッチ防止(入り口の設計)

着任前の応募段階から将来の進路までを明確にする「入念に設計されたロードマップ」の作成。そして、実際の地域や住民の皆さんと顔合わせを行う「お試し協力隊」への参加を応募の必須要件としています。これが、初期のミスマッチを防ぐ強力なフィルターとして機能していました。

② 地域ぐるみの受け入れ姿勢(人の良さ)

そして最大の要因は、地域全体の温かい受け入れ姿勢と支援体制です。現役隊員の方々からも直接お話を伺いましたが、地域の「人の良さ」に支えられ、安心して地域に根を張れている姿がとても印象的でした。

所感

本市でも農業や商店街活性化などで地域おこし協力隊を導入していますが、現在は補助金を交付して自立を促す「委託型」が中心です。長野市のように「会計年度任用職員」として雇用する形とは日々の関わり方も異なりますが、本市での施策に反映すべき重要な気づきを得ました。

1. 着任前プロセスの強化

単に募集をかけるだけでなく、長野市を参考に「ロードマップの提示」や「現地体験(お試し隊)」の仕組みを導入し、双方の合意形成を厳密に行うこと。

2. 部局間連携のワンストップ化

隊員が卒業し、いざ金沢で就農や起業といった進路を決める際、農政や商工などの関係部局が制度の壁を越えて一元的にサポートできる体制(ワンストップ窓口)を整えること。

今回の視察で得た先進事例をしっかりと生かし、金沢市の地域活性化と、意欲ある若者たちが根づく街づくりに繋げてまります!

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