【オーストリア報告 ⑦】リンツ滞在:ブルックナーゆかりの聖堂とコンパクトシティ交通の視察
2025.10.24
公演のため一泊の短時間滞在となったリンツですが、時間を有効活用し、歴史ある街の魅力と公共交通の工夫を視察しました。
ブルックナーゆかりの聖堂と「リンツの窓」
短時間でしたが、旧聖堂と新聖堂を見学することができました。
旧聖堂では、大音楽家アントン・ブルックナーが長年にわたりオルガニストを務めたパイプオルガンを間近で拝見し、深い感動を覚えました。ブルックナーゆかりの地としての文化の重みを肌で感じることができました。
**新聖堂(マリア大聖堂)の荘厳さは圧倒的で、内部を彩るステンドグラスはまさに圧巻の一言でした。これらは「リンツァー・フェンスター(リンツの窓)」**と呼ばれており、オーストリア最大級の教会らしい巨大なスケールで描かれています。その精巧な技術と、光を取り込む芸術的な美しさは、街の歴史を物語る傑作であり、心を奪われました。
コンパクトシティ交通の鍵:路面電車とトロリーバス
ウィーンよりも規模の小さな都市であるリンツでは、路面電車だけではなく、
トロリーバス(BRT)もあり、都市構造に合った独自の公共交通網が整備されていました。
狭い道路環境にもかかわらず、市民の足として機能しており、特に「車がほとんど入ってこない」交通分離されたエリアでの公共交通の活躍が印象的でした。
路面電車(LRT)
軌間900mmの特殊路線網を持ち、市の交通の主要な柱です。2002年以降、超低床電車「シティランナー」を導入し、バリアフリー化を推進。利用客増加傾向は、持続的な交通のあり方として大変参考になります。
トロリーバス(BRT)
1944年開通の路線を継続運用し、2018年からは全長24m超の二連節バス(Exqui.City 24T)を導入。充電池搭載で緊急時の走行にも対応するなど、柔軟な運用体制を取っています。限られた空間で大量輸送と効率を実現するBRTの可能性を強く感じました
バリアフリー化された超低床車両や、トロリーバス(BRT)などの柔軟なシステムを組み合わせることで、市民の利便性と都市の魅力を両立できると強く感じました。






