TSMC進出で急成長!熊本県大津町の「変化を力に変える」まちづくりを調査

2025.11.05

自民党金沢市議員会有志の行政視察として、11/5~7と九州地方を視察、初日は、熊本県大津町を訪問しました。

視察に先立ち、隣接する菊陽町のTSMC(JASM)第一工場を外部から見学しましたが、その建物の巨大さに改めて驚きました。第二工場も建設中であり、周囲にはソニー(SONY)や東京エレクトロン(TEL)といった関連企業の工場も立ち並び、まさにこの地域が日本の半導体産業の中心地となっていることを肌で感じました。

この特需を一時的なもので終わらせず、長期的な町の成長と市民生活の充実に結びつけるための、大津町のスピード感ある政策に大変感銘を受けました。

視察で注目した3つのポイント

1. 産業集積と戦略的な企業誘致

TSMC進出後、わずか数年で半導体関連を中心に49社もの企業が進出・増設しています。この波を活かし、町は新たな工業団地の整備(約9.8ha)を計画。単なる受け入れにとどまらず、民間と連携した「企業誘致パートナー制度」を導入し、さらなる産業の質の向上を目指す姿勢は、本市の経済活性化のヒントとなりました。

2. 多様な住民を受け入れるための「多文化共生」

外国人住民はわずか数年で2.7倍に急増し、特に台湾籍の方は約10倍に増えています。これに対し、町は待ったなしで対応。外国人相談窓口の設置、行政・生活情報の多言語化(ゴミ出しアプリの4言語対応など)、地域コミュニティへの参加支援など、急増する外国人住民が安心して暮らせる環境づくりは、本市にとっても参考になるモデルと感じました。

3. 未来への投資:充実した子育て・医療体制と環境対策

活発な経済活動が、子育て世帯への手厚い支援に直結していました。こども医療費助成を「0歳〜高校卒業年度末まで」に拡大するなど、未来の担い手への投資は惜しみません。また、地下水保全のために「水田湛水事業」を実施するなど、環境への配慮も持続可能な発展のための重要な基盤です。

感じたこと

視察の最後に、大津町副町長よりいただいた「都市計画が非常に重要である」という言葉が、強く心に残りました。町の急激な変化に対応し、交通、インフラ、住居、そして福祉を計画的に整備していくことこそが、急成長の活力を町の財産として定着させる鍵だと改めて理解しました。

今回の視察の成果を、本市未来の都市計画、産業振興、そして市民サービスの向上を考える上で貴重な知見として、しっかりと反映できるよう取り組んでまいります。

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