加賀百万石の原点・中川区荒子エリアへ

2026.03.26

前田利家公生誕の地である中川区・荒子エリアを視察いたしました。金沢の繁栄の礎は、ここ名古屋の地にあり。その歴史の重みを改めて肌で感じる貴重な時間となりました。

「前田利家発信隊」の皆様と歩く

現地では、中川区のまちの魅力発見隊の皆様が、勇ましい「前田利家発信隊」のはっぴ姿でお出迎え、ガイドをしてくださいました。

今回は、利家公の幼名にちなんだ「犬千代ルート」を辿り、

• 荒子観音寺

• 荒子城跡

• 前田速念寺 をじっくりと見学。

特に前田速念寺では、ご住職から前田家と当地との深い関係について詳しくご説明いただき、大変勉強になりました。

💡 歴史資産が育む「シビックプライド」

今回の視察で最も感じたのは、歴史文化遺産は単なる観光資源ではなく、地域に住む方々の「シビックプライド(郷土への誇り)」を醸成する源泉であるということです。

発信隊の皆様が誇らしげに地域の物語を語る姿こそが、街づくりの理想の形だと確信しました。「わが街には、天下に名を轟かせた英雄のルーツがある」という自信が、地域の活力を生み出します。

次は、前田家の紋章でもある「梅」が咲き誇る頃に、またゆっくりとこの地を訪れたいと思います。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました!

姫路に学ぶ「次世代の街づくり」と「歴史資源の守り方」

2026.03.25

姫路市にて公共交通と観光DXの最前線を視察してきました。金沢が抱える課題に対し、非常に具体的でアグレッシブな事例を見ることができました。

1. 「歩いて楽しい」は、徹底した「分離」から。

駅前から姫路城へ続く大手前通りのトランジットモールを歩きました。驚くのは、一般車を完全に排除した潔さです。

• バス・タクシー・歩行者の動線が見事に分かれている。

• 駅からお城が見える「軸線」が、街のアイデンティティを強烈に発信している。 金沢駅東口から武蔵・香林坊へ至るルートでも、こうした「思い切った空間再編」が市民のQOL(生活の質)を上げ、歩行者量を増やす鍵になると感じました。

2. 「二重価格」が守る、世界遺産の未来。

今月から導入された姫路城の「二重価格制度(居住地別料金)」についても現場を確認。

• 市民は1,000円据え置き、市外客は2,500円。

• 18歳未満は完全無料! 単なる値上げではなく、次世代への投資と文化財保護の財源を「外貨(観光客)」で賄うという明確な戦略です。マイナンバーカード連携によるDXで、窓口の混乱を防ぐ工夫も、私が提言している「デジタル市民パスポート(カナパス)」の実装に直結するヒントが満載でした。

3. 「平成の銘園」が、オーバーツーリズムを解く。

姫路城の西側に広がる「好古園(こうこえん)」を視察しました。平成4年開園と新しい庭園ですが、発掘調査に基づいた武家屋敷割と、水を取り入れた池泉回遊式庭園の美しさは「圧巻」の一言です。

• 滞在の分散化: 城一極集中になりがちな動線を、この質の高い庭園が受け止めている。

• 現代の技術と伝統: 水の演出や空間構成の見事さは、武家屋敷周辺の混雑緩和や、新たな魅力創出の大きなヒントになります。

「姫路でできていることが、なぜ金沢でできないのか?」 この問いを胸に、今回の知見を議会での提言、そして具体的な政策へと落とし込んでまいります。

敦賀で見たもの②:「歩ける街」の教科書 敦賀駅前シンボルロード

2026.03.22

さらに、敦賀駅から氣比神宮まで約1kmの道のりを歩きました。新幹線開業に合わせ再整備されたこの通りには、金沢のまちづくりにも直結する「空間再編」のヒントが詰まっていました。

特に感銘を受けたのは、歩行者・自転車・車を明確に分ける設計です。 広い歩道が確保されているだけでなく、車道と歩道の間に「停車・駐車スペース」を配置することで、走行する車両から歩行者を物理的にガードする緩衝地帯(バッファ)として機能させています。

さらに、全蓋式の立派なアーケードが雨雪を遮り、道中には『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』の名シーンを再現したブロンズ像が配置され、歩く楽しさを演出。

歴史遺産である氣比神宮という「ゴール」に向けて、いかにストレスなく、楽しみながら歩いてもらうか。本市が目指す「歩ける街づくり」や公共交通の再編において、この「空間の再配分」と「コンテンツの配置」の考え方は、非常に説得力のあるモデルだと感じました。

敦賀で見たもの①:敦賀駅前のダイナミズム

2026.03.22

ロボコン視察の合間に、新幹線延伸で大きく変貌した敦賀駅前周辺を歩きました。

特に注目したのは、官民連携広場「otta(オッタ)」内にある知育・啓発施設「ちえなみき」です。 一般的な図書分類にとらわれない独自の配架は、まさに「知の迷路」。子どもたちの探究心を自然に引き出す空間設計は、本市が進めるSTEAM教育やデジタル教育のハード整備においても非常に示唆に富むものでした。

また、駅直結の交流施設「オルパーク」では、観光客と地元の学生たちが同じ空間で過ごす活気ある光景が印象的でした。

単なる「通過点」ではなく、市民が日常的に集い、次世代が育つ場所としての駅前整備。金沢の未来に向けた、新たなまちづくりのヒントを多く得ることができた視察となりました。

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